毎週末は息子との散歩が定番コース。
小学3年生になってから1年間、コロナ禍で何処にもお出掛け出来なかったな。
目次
あと1年かな
小学2年生ごろから息子が手を繋いでくれるようになった。
当初はぎこちなかったけど、最近は一緒に歩いてるとスッと握ってくる。
https://www.shirofilm.com/entry/2019/08/13/002944
でも手を繋いでくれるのも小学4年生くらいまでなのかなぁ。
そう思うと、あと1年か。
一人目の子が女の子だったから、男の子の扱いがよく分からなくて難儀したけど男の子って楽しい。
エラソーな事ばかり言うようになったけど、そこがまた可愛い。
汚いグローブ
私の父は仕事ばかりで、私が子供の頃ほとんど遊んでくれなかった。
いつも恐い顔をしていて近寄りがたかった。
ちょうど父の会社が傾いていた時だったから必死だったんだろうなと、自分が大人になって気付く。
父に対して笑った記憶が殆どない。
ただ、
父と密に関わった事が1度だけあった。
夏にソフトボールの練習をした思い出だ。
私は当時から運動音痴だったんだけど何故かソフトボールは得意で、6年生の時に地元のチームのキャプテンに抜擢された。
夏休みだけの練習じゃ物足りず、一人で壁当てして練習してたんだけど父がノックとキャッチボールをしてくれるようになった。
夏休みの週末、父の会社の広い空き地でソフトボールの練習。
大人が投げる球はすごく速くて、大人が打つノックは強くて必死に追いかけた。
ある夜、会社にあったくたびれた大人用グローブをくれた。
すごく汚くて、すごく柔らかいグローブ。
とても使いやすくて宝物になった。
当時の楽しそうな父の顔を覚えてる。
合わせ鏡
それから中学生になり、また父と関わらないようになった。
あんなに大事にしていたグローブも何処かに行ってしまった。
父は、私があなたの子供で楽しかっただろうか。
もっと笑ってあげればよかったと思う。
でも、恐かったんだよな。
父親と息子は合わせ鏡。
もし息子が笑顔じゃなかったら、自分の顔を確認してる。
ずっと笑顔で、手の温もりに応えていきたい。