というわけで、Leica M10を購入致しました。
終わりの始まりです。
目次
M-P(Typ240)か、M10か
ライカを買う上で、悩んだのがM-P(Typ240)かM10か。
どれを買おうかと検索している時期が一番楽しいのは、皆さん御承知の通り。
双方の違いは他サイトにて比較していただければと思いますが、中古市場ではM-P(Typ240)がなかなか出回っていない。
多分、価格・性能的にバランスが良いので人気なのでしょう。
実はM-P(Typ240)が第一候補でした。
値段・赤バッジ無し・静かなシャッター音などが良いなと思いまして。
ただ、
世代的に前の機種なので、長い目で見るとメンテナンス面で少し心配ではありました。
M10にすれば長く使えそうだなと思う反面、M-Pより高めで、美品となると70万超え。
そのため中古並品でしばらく物色していたところ、例の「夜のタイムセール」で美品が10万円引きになったので購入致しました。
10万円引きと言えどかなり高額なので、注文してしばらく右手の人差し指が震えていました。
我が家にライカが来た
実はM10を購入する前、Twitterのお友達から「Summicron 50mm/f2.0 1st(沈胴)」を5万円にて売っていただきました。
非常にクリアで、ヘリコイドもスムーズ。
とても良い状態のレンズを譲っていただきました。
UVフィルター(Leica 13131)は、地元キタムラの中古コーナーを漁っていたら2,000円程度で発見したので購入。
開封の儀は行いません。
中古なので既に開いていました。
購入したM10は美品でした。
傷かな?と思っていた箇所は、拭いたら取れました。
M10のモデルから、ストラップ周りの「キズ防止の部品」が無くなったので「ライカM10/M11専用ボディケース LMB-M10」を装着。
バッテリー及びSDカードの脱着が面倒になるものの、なにぶん高額なカメラですのでしばらく過保護に育てたい。
ストラップは、所有していたユリシーズのモノを流用。
沈胴ズミクロンとの組み合わせは、まさに工芸品。
ああ、ついにライカ所有者になってしまいました。
偉くなったものだな、私。
売りに売りまくり
で、どこにそんなお金があったのか?
M10購入にあたり、友人から頂いた「カメラ/レンズ」以外の、自分で購入した大切な機材たちをかなり売りました。
実は9月頃に機材が増えてきたので、2台目の防湿庫を10,000円で購入していました。(お買い得でした)
結局、そこに入っていた機材の殆どを売りました。
まぁ、足りませんでした。
良かったのかどうなのか
今回、購入した記事を書きましたが、私にしては珍しく「冗談めいた文章」を書いていません。
と言うのも、買って怖くなっているからです。
「いつかはライカ」
確かにそう思っていました。
とは言え、40代・平社員が所有するには手に余るカメラであることは確か。
もう少し大きくなってから買うべきだったのか?と自問自答する日々を過ごしています。
運動会用のレンズも売却してしまいましたので、来年の運動会は中止になれば良いなと思っています。
約60万円のカメラはズシッと重たいです。
手に持った感触もさることながら、両肩に「得体の知れない重み」も感じます。
この、嬉しさと表裏一体の背徳感。
これが「ライカを所有する」と言うことなのだなと実感します。
家族に対する背徳感を拭うように、家事をより一層するようになりました。
家の中は毎日ピカピカです。(私は料理以外の家事全て担当です)